私たち共働き夫婦にとって、お風呂のリフォームは悲願でしたが、ネックとなっていたのはやはり「工事期間中の立ち会い」でした。お互いに仕事の責任が重く、一週間の連休を取ることも、交互に半休を取ることも現実的ではありません。そこで私たちが選んだのは、ITを駆使した「リモート管理リフォーム」でした。まず、信頼できる業者を選ぶために、複数の会社に「留守中、どのように現場を報告してくれますか」という質問をぶつけました。最終的に選んだのは、専用のアプリで毎日の進捗を写真付きでアップロードしてくれる会社でした。これに加え、私たちは玄関と廊下に簡易的なネットワークカメラを設置しました。これは、職人さんの動きを監視するというよりは、作業の開始と終了を把握し、宅配便の対応などを外出先から行うためです。実際に工事が始まると、このシステムは想像以上に機能しました。昼休み中にスマートフォンの画面を覗くと、古い浴槽が運び出され、新しい配管が設置されていく様子がリアルタイムで確認でき、仕事の合間の楽しみになりました。また、工事中に壁の裏に予想外の腐食が見つかった際も、現場監督からすぐにLINEで写真が送られてき、追加工事の判断を会社にいながらにして行うことができました。もし立ち会っていなければ、帰宅してから驚くことになったでしょう。私たちが成功したもう一つの秘訣は、ご近所への丁寧な挨拶回りです。自分たちが留守の間に大きな音が出るため、あらかじめ左右上下の住戸に「留守にしますが、この期間に工事を行います。ご迷惑をおかけします」と粗品を持って伝えに行きました。これにより、不在時のトラブルを防ぐことができました。共働きで時間がないからとリフォームを諦める必要はありません。現代のテクノロジーと、誠実な業者、そして少しの事前準備があれば、自分たちが会社で働いている間に、理想のお風呂を作り上げることができるのです。完成した日の夜、ピカピカの浴室でゆっくりと湯船に浸かったときの解放感は、それまでの不安を全て吹き飛ばしてくれました。
共働き夫婦が浴室リフォームを留守中に成功させた秘訣