子供がハイハイを始める時期に合わせて、転倒時の衝撃吸収や防音を目的としてリビングの一角に置き畳を導入しました。最初は「これで安心だ」と満足していたのですが、実際に生活を始めてみると、子育て世帯ならではのデメリットが次々と浮き彫りになりました。まず困ったのが、液体をこぼした時の処理の難しさです。赤ちゃんはミルクを吐き戻したり、飲み物をこぼしたりすることが日常茶飯事ですが、天然のい草で作られた置き畳は水分を急速に吸収してしまいます。すぐに拭き取ったつもりでも、い草の繊維の奥まで液体が浸透し、後からシミになったり、最悪の場合は嫌な臭いが発生したりしました。また、置き畳の端や畳同士の継ぎ目に液体が流れ込んでしまうと、畳を持ち上げて裏側まで掃除しなければならず、家事に追われる中でこの作業は想像以上のストレスでした。次に誤算だったのは、畳の「ささくれ」です。活発に動き回るようになると、畳の表面に摩擦が加わり、い草が切れて細かいささくれが発生するようになりました。これが赤ちゃんのデリケートな肌に刺さったり、目に入ったりしないかと常に神経を使うことになり、結局はその上にさらにプレイマットを敷くという本末転倒な状態になってしまいました。さらに、ルンバなどのロボット掃除機との相性も悪かったです。置き畳には数センチの厚みがあるため、ロボット掃除機が乗り上げる際に畳の端を傷つけたり、あるいは段差を乗り越えられずに止まってしまったりすることが頻発しました。滑り止めが付いているタイプを選んだはずでしたが、子供が勢いよく走ると畳がずれてしまい、その隙間に足を取られて転びそうになる場面もあり、安全性という点でも万全ではありませんでした。インテリアとしては非常に優秀で、部屋の雰囲気も明るくなりましたが、子育てという過酷な使用環境下では、耐久性やメンテナンス性の低さが大きな足かせとなりました。これから購入を検討されている方には、見た目の良さだけでなく、汚れた時の掃除のしやすさや、激しい動きに耐えられる構造かどうかを、自身のライフスタイルに照らし合わせて慎重に判断することをお勧めします。
赤ちゃんのために選んだ置き畳で私が後悔した意外な理由