浴室のリフォームは、工事期間が数日から一週間程度かかることも珍しくありません。その間、ずっと家で作業を見守ることができれば安心ですが、仕事や用事でどうしても家を空けなければならない場面が出てくるものです。お風呂のリフォーム中に留守にすることは、現在のリフォーム業界では決して珍しいことではなく、多くの業者が柔軟に対応してくれます。しかし、そこには信頼関係だけでなく、しっかりとした防犯対策と事前の打ち合わせが不可欠です。まず検討すべきなのは、鍵の管理方法です。多くの業者はキーボックスと呼ばれる、ダイヤル式の南京錠の中に鍵を保管する仕組みを提案してきます。これを玄関のドアノブや門扉に設置し、職人だけが番号を知っている状態で出入りする形です。この方法を採る場合は、信頼できる大手のリフォーム会社や、地域で長く営業している工務店を選ぶことが前提となります。また、留守中に家の中のどこまでを職人が立ち入ってよいのかを明確に決めておくことも大切です。お風呂のリフォームであれば、玄関から浴室までの動線、そして洗面所。それ以外の部屋には立ち入らないよう、あらかじめドアを閉めておくか、可能であれば貴重品が入っている部屋には鍵をかけておくのが賢明です。最近では、室内にネットワークカメラを設置して、外出先から作業の進捗や不審な動きがないかを確認する施主も増えています。これは職人を疑うためではなく、万が一のトラブルの際に事実を確認するための防衛策として有効です。さらに、留守中の水や電気の使用についても合意が必要です。浴室の解体や設置には大量の水や電気を使用するため、その費用は施主負担となりますが、工事とは関係のない場所で無断使用されないよう釘を刺しておくことも、心理的な安心に繋がります。業者が帰宅する際の手順も決めておきましょう。戸締りの確認はもちろん、電気の消し忘れや水の出しっぱなしがないか、指差し確認を徹底してもらうよう依頼します。リフォームを成功させる鍵は、職人との良好なコミュニケーションです。留守にするからこそ、朝の挨拶や帰宅後の進捗確認を丁寧に行い、お互いに気持ちよく作業ができる環境を整えることが、結果として質の高いお風呂のリフォームに繋がるのです。
お風呂のリフォーム中に留守にする際の注意点と防犯対策