わが家の築二十年のお風呂をリフォームすることになった際、最大の悩みは工事期間中の五日間をどう過ごすかでした。共働きの私たち夫婦にとって、平日の昼間にずっと家で待機しているのは不可能に近く、かといって見ず知らずの職人さんに鍵を預けて留守にするのは、最初は強い抵抗を感じました。しかし、リフォーム会社の担当者から「最近は共働きのご家庭が多く、八割以上の方がお留守の間に工事を進めていますよ」と聞き、思い切って鍵を託すことに決めたのです。実際に留守中の工事を経験してみて感じたのは、事前の準備がいかに重要かということでした。まず、私たちは浴室と脱衣所以外の部屋には一切立ち入らないよう、廊下の動線に沿って養生テープで境界線を作り、大切な書類や貴金属は全て寝室へ移して鍵をかけました。また、工事初日に職人さんたちと顔を合わせ、「昼間は留守にしますが、何かあれば私の携帯にすぐ連絡をください」と伝え、差し入れの飲み物と一緒に連絡先を書いたメモを渡しました。外出中も仕事の合間にスマートフォンの通知が気になりましたが、担当者から毎日夕方に、その日の作業終了報告と現場の写真がメールで届くようになり、二日目からはすっかり安心してお任せできるようになりました。驚いたのは、留守にしている間の方が、職人さんも気兼ねなく大きな音を立てたり作業に集中できたりするようで、予定よりも半日早く工事が完了したことです。最終日の夜、新しくなったお風呂を家族で囲んだときの感動は忘れられません。留守にするという選択は、最初は不安もありましたが、しっかりとルールを決め、信頼できる業者を選ぶことで、日常生活を損なうことなくスムーズに理想の浴室を手に入れることができました。もし、リフォームのために無理をして休暇を取ろうとしている方がいれば、適切な防犯対策と業者選びを前提に、留守中の工事を検討してみる価値は十分にあるとお伝えしたいです。
浴室工事の期間中に外出を選んだ私の体験談と教訓