壁紙DIYの基本!採寸とカットのポイント
壁紙DIYを成功させるためには、正確な「採寸」と丁寧な「カット」が非常に重要です。この工程で失敗すると、仕上がりが台無しになってしまうこともあります。今回は、壁紙DIYにおける採寸とカットの基本ポイントを解説します。まず、壁紙を貼る壁の「高さ」と「幅」を正確に測ります。メジャーを使って、壁の端から端までしっかりと測定しましょう。この際、壁は完全に真っ直ぐではない可能性もあるため、複数箇所(例えば上、中、下)で高さを測り、一番長い寸法を採用することをおすすめします。幅も同様に、複数箇所で測って最大値を基準とします。次に、採寸した寸法に基づいて壁紙をカットしますが、ここでポイントとなるのが「余裕を持たせる」ことです。壁紙は、壁の高さよりも上下に5~10cm程度の余裕を持たせてカットするのが基本です。これは、壁紙を貼る際に微調整が必要になることや、多少の歪みがあっても対応できるようにするためです。特に柄物の壁紙の場合、柄合わせが必要になるため、さらに余裕を持たせた長さでカットする必要があります。柄合わせが必要な壁紙は、事前に柄のピッチ(繰り返しの間隔)を確認し、ロスが出ることを考慮して多めに購入しておくと安心です。カットする際は、カッターナイフと金属製のカッター定規を使用し、まっすぐ正確に切ることを心がけましょう。カッターの刃は切れ味が悪くなると壁紙が破れたり、毛羽立ったりするので、こまめに新しい刃に交換することが大切です。カットした壁紙は、裏表や上下がわかるように印をつけておくと、後で混乱を防げます。採寸とカットは、地味な作業に見えますが、壁紙DIYの仕上がりを左右する重要な工程です。焦らず、丁寧な作業を心がけましょう。