門扉は、単独で存在するものではなく、建物本体の外壁や屋根、玄関ドア、そしてアプローチやフェンスといった外構全体との調和の中で、その美しさが最大限に引き出されます。せっかく新しい門扉にリフォームしても、家全体のデザインとちぐはぐでは、どこか落ち着かない印象になってしまいます。門扉リフォームを成功させるためには、住まいのスタイルを客観的に把握し、それに調和するデザインを選ぶことが非常に重要です。まず、ご自宅がどのようなデザインスタイルに分類されるかを考えてみましょう。直線的なラインで構成され、装飾の少ないすっきりとした外観であれば「モダン」や「シンプルモダン」なスタイルです。この場合、門扉も同様に、直線的な縦格子や横格子のデザイン、あるいはフラットなパネルタイプのものがよく似合います。色は、サッシや玄関ドアの色と合わせて、ブラック、シルバー、ホワイトといったモノトーンでまとめると、統一感のある洗練された印象になります。塗り壁や木材、タイルなどを使い、温かみのある優しい雰囲気の外観であれば「ナチュラル」スタイルです。このスタイルには、木目調のデザインが施されたアルミ製の門扉が最適です。本物の木のような質感が、建物に自然に溶け込み、優しい雰囲気を一層引き立ててくれます。アイアン調の装飾がついた門扉も、ナチュラルな植栽と組み合わせることで、可愛らしいアクセントになります。瓦屋根や格子など、日本の伝統的な意匠が取り入れられた「和風」や「和モダン」の住宅には、やはり縦格子や横格子デザインの門扉がしっくりと馴染みます。色は、落ち着いたブラウンやブラック、あるいは木調のデザインが、建物の風格を高めてくれます。伝統的な和風住宅であれば重厚感のあるデザイン、現代的な和モダンであればシャープで軽やかなデザインを選ぶと良いでしょう。レンガや石、装飾性の高い外壁を持つ「洋風」や「南欧風」の住宅には、曲線的でエレガントなデザインのアルミ鋳物製の門扉が最も似合います。植物をモチーフにした装飾や、優雅なアーチ形状のデザインが、まるでお城の門のような華やかで格調高い雰囲気を演出してくれます。色選びも重要です。