壁紙のひび割れをDIYで補修した後、気になるのが補修跡が目立ってしまうことです。せっかく補修しても、跡が残ると台無しですよね。今回は、壁紙ひび割れ補修後の仕上げ方と、補修跡を目立たせないための工夫について解説します。補修後の仕上げ方には、主に「部分塗装」と「部分的な壁紙の貼り替え」の二つの方法があります。まず、小さなひび割れをコーキング剤やパテで埋めた場合、補修材の色が周囲の壁紙と異なるため、補修箇所が目立つことがあります。この場合は、壁紙の色に合わせた水性塗料で、補修箇所とその周囲を丁寧に塗装することで、補修跡を目立たなくすることができます。塗料は、ホームセンターなどで壁紙用の水性塗料が手に入ります。周囲との境目が目立たないように、少し広めにぼかすように塗るのがポイントです。次に、ひび割れが大きく、広範囲にわたって壁紙が剥がれてしまった場合や、パテ補修の範囲が広い場合は、「部分的な壁紙の貼り替え」を検討しましょう。同じ柄や色の壁紙が手に入るのであれば、補修箇所のサイズに合わせて壁紙をカットし、その部分だけを貼り替えることができます。古い壁紙を剥がし、新しい壁紙を貼ることで、ほとんど補修跡がわからないくらいきれいに仕上げることが可能です。この際、柄合わせが必要な壁紙の場合は、柄が合うように慎重にカットし、貼り付けることが重要です。補修跡を目立たせない工夫としては、まず「補修材の色の選択」があります。できるだけ壁紙の色に近いコーキング剤やパテを選ぶことで、その後の仕上げが楽になります。また、「丁寧な研磨」も重要です。パテを使った場合は、乾燥後に表面を滑らかになるまで研磨することで、段差がなくなり、補修跡が自然に見えるようになります。さらに、補修箇所が目立たない場所に隠れるように、家具の配置を工夫するのも一つの手です。補修後の仕上げまで丁寧に作業することで、ひび割れ補修のDIYを成功させ、美しい壁面を保ちましょう。
壁紙ひび割れ補修後の仕上げ方と目立たせない工夫